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夜勤の仕事内容は?悩みの対処法は?

介護職の夜勤業務

 

これまで介護職自体が未経験者の中には、夜勤の仕事を不安に思い、その求人を選択肢から外す人もいるでしょう。 しかし、夜勤の業務内容は日勤とそれほど変わらず、多くの施設では日勤から始めて、徐々に経験を積みながら夜勤に入ることが多いため、それほど心配することはありません。

また、近年はほとんどの施設で夜勤は人手不足となっているため、中には給与や手当を増額して、応募者を増やそうとしている施設もあります。

もし、夜勤も選択肢に入れられるのであれば、選べる求人件数が増えるだけでなく、金銭的なメリットも得られるでしょう。

夜勤の仕事をしたことがないという人のために、介護職における夜勤の仕事内容やメリット・デメリットを解説します。また、夜勤専従という働き方についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

介護職の夜勤とは?

 

介護職における夜勤とは、文字通り「夜間」に「勤務」することです。入居型の施設で夕方・夜から明け方にかけて働くことを指しています。夜勤の勤務時間は施設によって異なり、「2交代制」と「3交代」をとっているのが一般的です。

2交代制は、1日を昼と夜の2つの時間に分けて人員を配置する体制です。

2交代制の夜勤は、夕方から次の日の朝までを担当します。「夕方16時から翌朝の9時まで」「夕方17時から翌日の10時」までといった時間で勤務するパターンが多いでしょう。

一方、3交代制は、1日を昼間・夕方・夜の3つの時間に分けて人員を配置する体制です。そのため、2交代制に比べて勤務時間が短いのが特徴です。

施設の勤務時間は、利用者さまの生活スタイルに合わせて、施設が独自に決めています。多くの施設が2交代制をとっていますが、施設によっては3交代制、4交代制のところもあるでしょう。

1人のスタッフが夜勤に入る回数は施設によって違ってきます。

法的には夜勤の回数に制限はなく、それぞれの施設が職員の働き方やシフトの回しやすさなどで回数を決めています。目安としては、月に4~5回夜勤を担当することが多いようでしょう。

日勤より遥かに少ない人数のため、トイレ介助などが必要な人が多い施設では、起床時に忙しくなる可能性があります。

介護職の夜勤の仕事内容は?

これから夜勤のある職場で働くことを考えている人は、どのような仕事内容を担当するのか気になるのではないでしょうか。介護職の夜勤は、日勤と同じくさまざまな仕事内容があります。また、夜勤ならではの業務特性もあります。

ここでは、介護職の夜勤の主な仕事内容を解説します。

●夕食や朝食の準備

夜勤は夕食や朝食の準備を行います。夜勤の時間帯には、利用者さまの食事の時間が夕食と朝食の2回があります。

●食事の介助

食事の準備だけではなく、介助も夜勤の仕事です。まず、食事の前にはトイレへ誘導し、手洗いを済ませるなどの準備を行います。そして、配膳を済ませたら食事の介助です。

●服薬の介助

食前や食後、就寝時などのタイミングで服薬の介助を行います。利用者さまごとに薬の種類や数、いつ飲むのかを確認。適切な姿勢をとってもらったうえで投薬を行い、薬を最後まで飲み込めたかどうかチェックします。

●排泄の介助

おむつ交換とトイレ誘導です。おむつ交換は、最初からおむつ交換の時間が3時間おきなど決まっている場合もあれば、排泄を確認した際に交換する場合もあります。おむつを利用していない場合は、トイレ誘導の介助を行います。

●施設内の巡回

施設内の安全や利用者さまの様子を確認する施設内の巡回は、夜勤で特に重要な仕事です。巡回の回数は施設によって異なりますが、多くの場合1時間か2時間おきに行います。夜勤の時間帯は利用者さまが寝ている時間になるため、呼吸の状態や覚醒状況の確認が必要です。ベッドから落ちている人はいないか、目覚めて起き上がっている人はいないかといった状況も確認して回ります。

●日勤へ引継ぎ

退勤する前に、夜勤の時間帯にあったこと、利用者さまの様子など記録して日勤の人に引き継ぎます。普段と少しでも様子が違ったことがあれば、必ず申し送りするのがポイントです。特に、夜の時間帯は看護師が不在になる施設が多いため、出勤してきた看護師にもしっかりと引き継ぎを行うことが求められます。

夜勤スケジュール(例)

16:00 【出勤・業務引き継ぎ】
日勤のスタッフから利用者の様子や体調の変化、服薬に関する情報の共有してもらう。
18:00 【夕食準備と食事・服薬介助】
夕食の準備や食事介助、服薬介助を行う。
20:00 【就寝準備】
トイレ介助・おむつ交換・歯磨き・寝間着への着替え・ベッドへの移乗など、就寝に向けた準備を行う。
22:00 【消灯・巡回】
消灯後は、1~2時間に1回の夜間巡回を行う。
利用者の体調に変化がないか、呼吸状態に問題がないかをチェックし、必要に応じて寝がえりの介助やトイレ誘導、おむつ交換を行う。
23:00 【庶務】
巡回の合間に介護記録の作成など、庶務を行う。
3:00 【仮眠】
複数のスタッフで夜勤対応している場合は、交代制で夜食を食べたり仮眠室で仮眠したりする。
6:00 【朝食・服薬介助】
起床時は、車いすへの移乗・着替え・トイレ・整容の介助を行い、その後朝食の準備・食事介助・服薬介助を行う。 施設によっては、起床から朝食までの特に忙しい時間だけパートタイマーがサポートに入り、仕事を手分けして行っているところもある。
8:30 【業務申し送り】
日勤スタッフが出勤したら、利用者の様子を共有する。
9:00 【退勤】
業務終了。

介護職の夜勤のメリット

  • 夜勤手当があるため給与面で日勤に比べて増額させる
  • 昼間の時間を有効活用できる
  • 夜勤対応のある施設を選択肢に入れると、選べる求人の数が格段に増える

介護職の夜勤のデメリット

  • 労働時間が長い
  • 日勤に比べ職員の人数が少ない
  • 変則勤務のため体調管理が難しい

介護職の夜勤の悩みと対処法

介護職の夜勤が不安と感じるのは、少人数で業務をこなす緊張感や、予期せぬ出来事が起こることが原因と考えられます。詳しくまとめているので参考にしてみて下さい。

●夜間時の急変対応

夜勤帯は看護師が居ない場合があり、利用者さまの急変があると介護士で対応しなくてはなりません。適切な迅速な対応が求められますが、経験が浅い介護士さんは急変対応に慣れていなく、不安な気持ちから「怖い」と思ってしまうでしょう。日勤以上に「気を張っていなければ」と感じやすく、夜勤に対してネガティブな意識を持ってしまうこともあります。

●想定外のトラブル

「何度も呼ばれる」「移動中に転倒してしまう」「施設内で迷って部屋に戻れない」といった、利用者さまの想定外の行動によって怖いと感じることがあるでしょう。また、治療や服薬に関する要求をされた場合、介護士さんでは判断つかないこともあり困ってしまうようです。

●深夜に眠くなる

深夜帯の時間に眠くなるのは、ある意味生活リズムが整っている証拠ともいえますが、眠気によるつらさは少しでも軽減したいものですよね。また、夜勤には向き不向きもあります。

対処法

震災や火災・終末期における呼吸停止・転倒による出血や骨折などの怪我によって、医師や看護師へのオンコールが必要な場合や緊急対応を要する状況の発生は様々です。

また、スタッフが不足し、経験の浅い介護職員の方しか夜勤にいない時に起きる可能性もあります。さらには、緊急時の混乱で他の利用者が起きてしまい、パニックになったり起き上がってしまって怪我をする、など緊急事態が重なって起こるかもしれません。

こういったような場合でも、冷静に対処できる能力が夜勤にはいる職員には求められます。そのため、「緊急受診の付き添い方法は?」「家族への対応は?」「看護師の到着が遅いときは?」など緊急時の動きについて曖昧な点があれば、各施設に用意されている「夜間緊急時の対応についてのマニュアル」で確認しておきましょう。

緊急時になってからマニュアルを冷静に見る余裕はないでしょうから、平時より緊急時の動きをきちんと確認し、理解してことが重要となります。

眠気の対処法は下記を参考にしてみてください!

  • 夜食やお菓子を食べる
  • ストレッチやマッサージをする
  • コーヒーやエナジードリンクを摂取する
  • 疲れ目用目薬・クール系目薬を使用する
  • 歯磨き・洗顔でリフレッシュする
  • できるだけ忙しく動く
  • 仮眠を効率よく取る

それでも不安な方

●日勤者からの引継ぎでご利用者様の体調を把握しておく

●夜勤スタッフが2名以上配置している施設で勤務する

●オンコール体制の充実している職場で勤務す

夜勤業務をご検討されている方は、参考にして頂ければと思います。様々な求人を取り扱っておりますので、求人をお探しの方、こちらよりご覧ください!

 

 

 

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