介護の仕事をはじめてみたいという時、実際に介護に向いている人の特徴や向いていない人の特徴を知っておくということが大事です。
この記事を読むメリットとして、向いている人・向いていない人の特徴を知る事で介護の仕事にたずさわる事への心構えができますし、理想と現実のギャップを知る事で実際に仕事を始めたときの問題を軽減することにもなります。
逆に読んでおかないと起こるデメリットとして、知っておかないと「こんなはずじゃなかった」と仕事を挫折してしまう事にもなりかねません。
ここでは向いている人の特徴、向いていない人の特徴に合わせ、実際に働いている人のリアルな意見も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
介護の仕事に向いている人の特徴
介護をはじめてみたいけど、自分には合っているのだろうか?と心配な方もおられると思います。
ここでは介護に向いている人の特徴を5つ紹介します。
相手のことを考えることができる人
介護では気配りや配慮が自然にでき、高齢者の方の小さな変化にも気付いてあげられる人に向いています。
高齢者の方の命をお預かりする仕事なので、きちんと責任をもって対応できる人、様々な高齢者の方一人ひとりに合った対応ができ、柔軟なやさしさを持って接することができる人に向いています。
自分の行動に厳しくできる人
介護は人それぞれ違う対応をしていかなければならず、「こうすればいい」という正解のない仕事です。
介護士としてコツコツと努力できる人、新しい知識を自分から取り入れたり常に向上心を持って仕事を続けられる人など、自分の行動を厳しく管理していける人には向いている仕事です。
体力がある人
介護の仕事は高齢者の付き添いだけでなく、入浴の介助からトイレの介助、おしもの世話、移動補助など体力のいる仕事もたくさんあります。
普通の職に比べて体力が必要な仕事なので、どちらも兼ね備えている人に向いています。
気配りができる人
高齢者の方の思いを汲み取ったり、細かな気配りができて相手の小さな変化にも気付けるような人に向いています。
相手を思いやり、高齢者の方のペースに合わせてあげられることが大事です。
忍耐強い人
介護の仕事は肉体的、精神的にもきつい仕事です。
そんな中でも忍耐強く相手を支えてあげることのできる人には向いている仕事です。
実際に働いている人が考える「介護の仕事に向いている人」
介護職に向いている人の特徴
●電車で他人に席を譲ったことがある
●拾った財布は必ず交番に届ける
●もらった恩は忘れない
●困ってる人を見ると何か力になりたくなる
何かしらこういった資質が無い人は介護福祉の仕事は向いていないような気がする
他に介護職に向いてる資質ってありますか?— ままる@異色の派遣介護福祉士 (@mamaru0911) July 20, 2019
求人ナビ編集部
番組の中で介護に向いている人ってどんな人?って聞かれて、あんまり考えたことなくて、とっさに
*人が好き
*観察するのが好き
*タフな人って答えちゃったんだけど(笑)、3つあげるとしたら介護職の皆さん、なんて答えます?(ちゃんと考えておけばよかったと反省!教えてください🙏)
— 秋本 可愛 (@akmtkai) April 10, 2019
求人ナビ編集部
介護職に向いている人
1、ケア記録を書かないといけないので文章力のある人
2、医療行為が必要な高齢者が多いので、ナースやケアマネ、相談員と円滑なコミュニケーションが取れる人
3、入居者1人1人の細かい変化に目を配れる人
4、なのに給料低くても辞めない人— Radnik@介護福祉職 (@realblackcompan) June 12, 2018
求人ナビ編集部
介護の仕事に向いていない人の特徴
反対に、介護業界には向いていない人の特徴も合わせて知っておくことが大事です。
介護の仕事に向いていない人の特徴も5つあげてみます。
潔癖症な人
介護では高齢者の方のケアとしてトイレの介助、オムツの交換などもあるため、潔癖症な人の場合、働きづらいかもしれません。
効率重視な人
介護は高齢者の方それぞれの生活を支える仕事なので、ひとりひとりのペースに合わせてあげられる人でなければ負担となってしまいます。
効率重視の人の場合、相手を思いやって高齢者の意思決定や意向を尊重するよりも自分のペースで動いてしまいがちなので、高齢者の方にも負担をかけてしまいます。
人見知りの激しい人
介護ではパートナーや他職種の職員と連携しながらコミュニケーションをとって介護を進めていくことが大事なので、人見知りが激しく職員同士の連携や高齢者の方との会話ができない人では介護は難しいです。
体力に自信のない人
介護は高齢者の移動補助や風呂介助、オムツ交換など力仕事となる部分もあるので、体力も必要になります。
また介助は時に暴力的になったり、罵声を浴びせたり、昼夜逆転の生活となってしまいがちな高齢者を目を離さず面倒を見ていくことが必要ですので、精神的にも体力的にも自信のある人でなければなりません。
お金目的の人
仕事がないから、介護ならお金になりそうだから転職してみようという人には、介護は思った以上に肉体的・精神的にもきつい仕事なので続けられません。
介護がやりたい、高齢者の方が好きという気持ちがなければ難しいです。
実際に働いている人が考える「介護の仕事に向いていない人」
介護職に向いていない人に
・ボランティアではなく仕事と捉えられない人
介護職はあくまでも仕事です。高齢者の方に「やってあげている」という意識を持ってしまう人は介護職には向いていません
介護職でお金をもらう以上は、介護施設を利用する高齢者はお客様なのです
って一文がw😅
— つぶこ@本名だよ☆ (@nekomanma_umai_) October 18, 2017
求人ナビ編集部
Q.介護士に向いていない人はどんな人?
A.短気な人。お年寄りの行動を待てず、全部自分でやろうとするので。逆にのんびりとしたおおらかな性格の人は介護士に向いている。— 平九郎 (@hakuginworld) September 28, 2015
求人ナビ編集部
ギャンブル、ゲーム好きは介護職に向いている!?
介護というのはご老人の考え方を受け入れてあげたり、認知症や体の不自由といった様々な病気を理解して適切に関わってあげたり、命を預かるという責任があったりなど、仕事をやっていく上でのストレスが多くかかってくる仕事です。
そういったストレスを感じる事が多い仕事だからこそ、日頃からストレス発散できる趣味などを持っておくということが重要です。
そんな中、ネットの情報などでは介護職はギャンブルやゲームが好きな方が多いと言われているそうです。
もしかしたら、ストレスを効率的に発散できるギャンブルやゲームが好きな人は介護職に向いているかもしれませんね。
しかしギャンブル好きが高じてお金を多額に浪費してしまっては、逆にストレスがさらに溜まってしまいます。
最近では課金をしなければ長時間無料で遊ぶ事ができるスマホゲームもたくさんの種類が出ています。
家でゆっくり過ごしながらお金のかからないゲームでリフレッシュすることができるので、刺激を求めてギャンブルをしている人でも楽しめるかもしれません。
介護の仕事をしている年齢層は様々です!
介護の仕事をしている人の年齢層は実に様々です。
上の表は平成30年度に介護労働安定センターが介護労働実態調査として、介護労働者の年齢割合を調べた結果を表にしたものです。
表で色分けされたところをパっと見ても分かるとおり、30歳以前の年代は少し少なめな傾向があるにしろ、幅広い年齢層の方が働いている事がわかります。
介護の仕事はいままでの職歴や年齢・経験に関係なく、介護に興味のある方であればだれでもはじめることができるという魅力も持っているのです。
まとめ
- 介護はやさしいだけでなく、忍耐や体力も必要
- 潔癖症や人見知りの人には難しい
- 年齢や職歴に関係なく介護職をすることができる
精神的にも体力的にもきつい仕事ですが、なにより人に感謝される仕事です。
利用者であるお年寄りだけでなく、その家族の方などからも感謝されることが多く、「ありがとう」「助かった」という言葉はとても大きなやりがいとなります。
仕事が大変な分、人の役にたつ仕事ができる、人に感謝してもらえる仕事ができるという点では他ではなかなか得られない喜びです。
ぜひ今回の記事を参考に介護の仕事を見直しながら進んでみてくださいね。
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